【閲覧注意:動画と写真有】「宿便」って嘘?本当?

テレビでよくみかける「宿便はウソ!」「宿便は都市伝説!」というのがありますが、そもそも宿便の定義が問題です。

長期間ある滞留便という意味なのか、それとも腸管の内側にこびりついたヘドロのようなものなのか、それとも別の定義があるのか、その定義によって「宿便」がウソかホントか決まります。

 

大腸カメラで撮影しても宿便はない?

「大腸検査でカメラを入れても宿便がない」とよく言われますが、大腸検査の前は下剤を飲んで腸の中を空っぽにしてからカメラを入れるので当たり前ですが普通の人に便はありません。

ただ、人によっては大腸の半月ヒダに引っかかっていたり憩室の中に便が残っていたりします。
そういったものを宿便と呼ぶ場合があるかもしれません。

大腸内視鏡カメラ手術で世界的権威の医師:新谷弘実先生の動画があったので観てみてください。

実際に大腸に残った便や憩室に便が詰まった映像が映ります。(中国語字幕で日本語音声の動画を載せています)

 

動画で観てもわかりますが、腸の内側にいろいろ付いてます…。

それにしても、ピンク色のテカテカしたキレイな腸の内側に大量の腸内細菌がいると思うと不思議なものですね。

 

新谷先生の本「胃腸は語る―胃相 腸相からみた健康・長寿法」には食生活を気をつけて生活習慣病を予防・改善する方法が載っています。

これは体調のことで悩む人にはぜひ読んで欲しい本です。
日本人は不健康で健康長寿ではないこと、欧米人の方が健康で長生きであることなど、データの裏側も教えてくれています。
この本を読むと、「土・太陽・水」の大切さと自然との共存によって健康になるということがよくわかります。
マクロの視点とミクロの視点の両方から理解することができます。

 

腸の細胞は生成が早いから腸壁がすぐ剥がれて便が残ることはない?

これも「宿便はウソ」の理由としてよくあげられます。しかし、粘膜と便がくっついてしまっている状態の便が断食をすると出てくるようです。
「宿便 写真」で検索すると大量に写真が出てきます。

医学博士のBernard Jensen(バーナード・ジェンセン)の本「汚れた腸が病気をつくる―腸をクリーンにする究極的方法」に載ってる写真は衝撃的でした。断食によって皮膚病を改善していく経過の写真と便の写真が載っています。

こちらはその一部の写真。

 

腸の粘膜と便がくっついたものが宿便

汚れた腸が病気をつくる―腸をクリーンにする究極的方法」にもっと写真が載っています。断食のやり方も丁寧に載っています。

断食で体調を整えたい人やアレルギーなど免疫疾患に悩む人、生活習慣病で悩む人にもオススメの本です。

 

医学の常識は変わっていく

「宿便は嘘」と断言する人は消化器系の専門でもないのに言ってる人が多い気がします。
医学の常識は日々変わり、解剖学や生理学などの本は数年おきに改訂されて内容も代わり最新の研究結果も加わりどんどん分厚くなっていってます…。
そんな中で医学の常識というものが常に変化していくので「嘘・本当」という問題は両方の意見を調べてからの個人の判断ということになります。

国内・海外の論文を検索して読むのもいいと思います。
しかし、自分がフォーカスした自分に都合の良い情報ばっかりが目につくようになるので、論文を検索して読むときも「否定派」「肯定派」の論文をしっかり読む必要があります。

コーヒーなんて、健康に良いという論文と、健康に悪いという論文があります。
どっちが真実だかさっぱりわかりません。

 

ちなみに、「骨盤はズレない」「骨盤は動かない」ということを以前テレビで討論しているのを観ました。
骨盤の仙腸関節は「半関節」といって、ちゃんと動く関節です。
すでに論文では仙腸関節が可動すること前提で整形外科医や理学療法士などの論文がたくさんあります。

論文検索サイト「CiNii」で日本の論文を探すことができます。

 

 

トンデモ医学で改善したことがプラシーボ効果だったとしたら

正直、プラシーボ効果でも痛みや症状が改善するのなら素敵なことなんじゃないかと思います。

プラシーボ効果で改善するのなら、プラシーボ効果を発揮するにはどうしたらいいか、プラシーボ効果を持続させるにはどうしたらいいかを研究して医療に取り入れた方が、身体の痛みや辛い症状で悩む患者さんにとって生活が楽になります。
思い込みの力で自然治癒するなんて副作用もないしお金もかからないし最高に素敵なことだと思います。

プラシーボ効果だとあらかじめわかっていても症状が軽減するようなので、ぜひ病院でどんどんやって欲しいです。

 

当サロンの腸の整体「腸もみ」について

当サロンでは宿便というつもりはありませんが、腸の軽い癒着や緊張によって腸の粘膜と便がくっついたり滞留便が残っていたりといったことを想定して施術をしていきます。

緊張があるところは緊張をゆるめ、生理学の腸筋層反射(スターリングの腸の法則)を利用して腸の動きが良くなり腸内の内容物を運びやすいように施術していきます。
強い癒着は改善できませんが癒着の周りの軟部組織がゆるめば、症状が改善することがあります。

腸の症状の原因によって施術方法が変わってくるので、最初にカルテを書いてもらい、症状をきいて、その後に打診でガスや滞留便のある場所を把握してから施術となります。

『断食や食習慣を見直し+腸の整体「腸もみ」』だと、さらに改善も早くなるかもしれません。

ただ、断食は仕事をしながらだと最初は空腹で頭が回らなくて力が入らないので難しいし、呑み会や接待があると食習慣を見直すのが難しい。そんな人にも腸の緊張などにアプローチして改善することで体調が整いやすい良い結果に繋がります。

 

施術希望の方はネットから予約ができます。

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