セラピストの方へ。
筋肉だけを見て、体のことがわかるでしょうか。
今回は「群盲象を評す(ぐんもう、ぞうをひょうす)」という言葉を使って、日本内臓療法が大切にしている「全体を見る」という考え方を、動画と一緒にお話しします。
「群盲象を評す」とは
群盲というのは、目が見えない人たちの集団のことです。
目が見えない人たちが、それぞれ象の一部だけを触ったとします。
- 鼻を触った人は「これは太いロープだ」
- 耳を触った人は「これは分厚い絨毯だ」
- 足を触った人は「これは太い柱だ」
- 尻尾を触った人は「これは筆だ」
一人ひとりが、バラバラに象を評価したわけです。でも、本当の姿はやっぱり「象」です。
一部だけを見て、本質を見誤ってはいけない。そういう意味の言葉です。
手技療法の世界でも、ほぼ同じことが起きている
これは、手技療法の世界でもほぼ同じなんです。
筋肉しか見ない人もいれば、関節しか見ない人もいる。血流しか見ない人、経絡しか見ない人もいます。施術者によって、見るところがバラバラなんです。
もちろん、内臓しか見ないのもおかしい。そりゃ、おかしいですよね。
だから、全体を見られるようにしていく。それが、日本内臓療法のやり方です。
全体を見て、「施術していいか」を見極める
日本内臓療法では、内臓の調子を整えていきます。だからこそ、本当に内臓の調子が悪いのかを、ちゃんと見ていかないといけません。
そして、医療機関に紹介すべき症状は、ちゃんと見抜かないといけない。
たとえば、お腹が硬い。腸が張っているのかな、と思うかもしれません。でも、実は腹部大動脈瘤だった、ということもあります。腹部大動脈瘤がある人に腸の施術なんかやったら、危ないですよね。やってはダメなわけです。
お腹の一部だけを触って判断しない。そういった症状をどうやって見極めるのかが、とても重要になってきます。
判断する力と、効果を出す力
日本内臓療法で最初の段階として大切にしているのは、
- 施術していいかどうかを判断する力
- そして実際に施術して、効果を出せるかどうか
の2つです。
効果を出してこそ、価値があるじゃないですか。施術者としての存在価値は、そこにあるんです。だから、そのあたりをしっかり教えていきます。
予約がゼロになった日々に考えたこと
コロナ禍の、1回目の緊急事態宣言のとき。予約がピタッと止まりました。何日も予約がない日々が続いて、「何のために、この仕事をしてるんだろう」と、すごく思ったんです。
自分の存在価値って、何なんだろうって。サロンを閉じるという選択も、正直ありました。
でもやっぱり、今まで喜んでくれた人たちがいる。だから、そういう方たちのためにも、もっとちゃんとできるのかな、と思いました。
そこから、昔よりさらにちゃんと知識と技術を活かせるように、教え方を変えていっています。
もしまた、コロナ禍のようにお客さんが来ない状態になっても、皆さんが価値を認識してもらえて、また戻ってきてもらえる施術者になれるように。そういう施術者を、継承会の形で育てていきます。
日本内臓療法 継承会のご案内
これからの継承会は、学び方を3つの段階に分けます。手技のやり方や解剖学・生理学の座学は、本と動画講座で予習し(どちらも準備中です)、継承会では実技を直接学んで、手技を修正していきます。
日本内臓療法 継承会
実技で直接学べる場(セラピスト向け)
- STEP1:本で学ぶ(手技・解剖学・生理学・臨床の考察をまとめた1冊/準備中)
- STEP2:動画講座で学ぶ(手技の流れを動画で確認/準備中)
- STEP3:継承会で、実技を直接学び、手技を修正してもらう
- 開催形式・日程・料金:決まり次第お知らせします
※11月開催の「1ヶ月集中継承会」は、募集を終了しました。
日程や料金は、決まり次第お知らせします。気になる方は、継承会のLINEからご連絡ください。
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