自律神経というと、交感神経と副交感神経の2つを思い浮かべる方が多いと思います。
でも施術の現場では、もう1つ大事な神経があります。それが「迷走神経」です。
今回は、自律神経の不調にアプローチするときに、なぜ迷走神経を理解しておく必要があるのかを、セラピストの方に向けてお話しします。
自律神経は「交感神経と副交感神経」の2つだけではない
自律神経の調子を整えるというと、交感神経を鎮める方法がよく取り上げられます。リラックスした状態をつくる、脳脊髄液の循環をよくする、など、いろいろなやり方があります。
ただ、それだけだと、その場限りになってしまうことがあります。
大事なのは、そもそもなぜ迷走神経に影響が出ているのか、という点です。そこに目を向けて、アプローチを組み立てていく必要があります。迷走神経の役割を理解していないと、自律神経の不調にうまく向き合えない。僕はそう考えています。
迷走神経は、心臓・肺と、消化器に関わっている
迷走神経は、脳から出て、心臓や肺、胃腸など、多くの内臓に関わっている神経です。
迷走神経を「腹側迷走神経」と「背側迷走神経」に分けて考える見方があり、この考え方では、心臓と肺に関わる側と、消化器に関わる側に分けてとらえます。
胃腸と肺の状態が、迷走神経に影響する
内臓療法では、肺へのアプローチも、消化器へのアプローチもできます。
たとえば、胃腸がガスでパンパンにふくらみやすい方や、便通が悪い方。消化器の状態が悪いと、消化器に関わる迷走神経にも影響が出てきます。だから胃腸の働きを整えていくことで、迷走神経への負担を減らしていくことを考えます。
さらに、肺のまわりにアプローチして呼吸が深く、ゆっくりできるようになることも、迷走神経にとって良い影響があると考えています。
呼吸器と消化器の両方の状態を整えていくことで、迷走神経への負担を減らし、自律神経が安定しやすい状態をめざしていきます。
身体の仕組みが分かれば、アプローチが組み立てやすくなる
こうした身体の仕組みが分かっていれば、自律神経の不調に対して、どこに、なぜアプローチするのかが分かりやすくなります。
そのために必要なのが、消化器と呼吸器の知識です。座学でしっかり学んでおけば、応用が利くようになります。再現性があるので、学ぶことで、きちんと成果を出せるようになっていきます。
だから、継承会では座学を大切にしています
これまで継承会は月1回の形で行ってきましたが、月1回だと、どうしても座学を端折ることになってしまいました。座学をオンラインで学べるようにもしてみましたが、やはり一緒に学ばないと身につきにくいと感じています。
そこで今回の「日本内臓療法 1ヶ月集中継承会」では、参加した1日のうち、半分を座学、半分を実技にしています。毎回の座学がとても重要なので、そこを丁寧に教えていきます。
日本内臓療法 1ヶ月集中継承会
- 開催:2026年11月(木・金・日 13:00〜17:00)
- 期間中は通い放題(途中参加・途中退席も可)
- 1日のうち、前半は座学、後半は実技
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- 定員:4名
- 初回は無料で参加できます
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