「みぞおちとへその間が重痛い」
そう訴える方がいます。「重くて痛い」と言う方もいれば、「鈍い痛み」と言う方もいます。そして多くの方が、これを「胃の重痛い感じ」「胃もたれ」と表現します。
でも、そもそも胃ではないことがあります。胃ではなく、膵臓の影響で、胃もたれのような症状が出ていることがあるんです。今回は、セラピストの方に向けて、そのしくみをお話しします。
血糖値スパイクと、膵臓の内分泌・外分泌
このパターンは、血糖値スパイク(食後に血糖値が急に上がること)をくり返している方によく見られます。
血糖値がグンと上がると、膵臓からインスリンというホルモンが出ます。これは「内分泌」なので、血液の中に出ていきます。
そして、膵臓で内分泌が起こるときには、同時に「外分泌」も起こります。これが、膵臓の内分泌と外分泌の相関性です。
膵液の出口を開け閉めしている「オッディ括約筋」
膵臓の外分泌とは、膵液のことです。膵液は、分泌されたら十二指腸に出ていかなければなりません。膵液は膵管を通って十二指腸に出ていきます。
この膵管の出口には、開け閉めをしている輪っか状の筋肉があります。これを「オッディ括約筋」といいます。
血糖値スパイクをくり返して、このオッディ括約筋の開け閉めがくり返されていると、だんだん緊張しっぱなしになり、膵液が出ていきにくくなる。そうすると膵管で膵液が停滞しがちになる。僕はそう考えています。
膵液の停滞が、「胃もたれ」として感じられる
膵液が停滞しているときに、みぞおちとへその間が重痛い、鈍い痛みとして感じられることがあります。そして、これを胃もたれとして感じ取ってしまうんです。
だから、この重痛い感じで胃カメラをしても「胃には問題ない」「十二指腸にも問題ない」と言われることがあります。
膵臓の病気があるわけではない。でも、病気がないのに胃もたれがある、胃が重い、鈍い痛みがある。そういう場合に、膵管での膵液の停滞が関わっていることがある、ということです。
見逃してはいけないこと
みぞおちからへそのあたりの痛みには、膵炎や膵臓がん、胆石など、医療機関での検査や治療が必要な病気が隠れていることもあります。
特に、強い腹痛や背中に抜ける痛み、発熱、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、体重の減少、新しく糖尿病を指摘された、といったサインがある方は、まず医療機関を受診してもらう必要があります。
だからこそ、施術の前のカウンセリングで、こうしたサインがないかを確かめることが欠かせません。
胃もたれなのに、胃だけをアプローチするわけではない
医療機関で異常がないと言われた方の場合、内臓療法では、膵液が十二指腸に出ていきやすいように施術をしていきます。
胃もたれなのに、胃ではないところにアプローチする。日本内臓療法では、胃もたれだから胃だけを施術する、ということはしません。
こういった考え方を、カウンセリングを含めて学び、改善への道すじを見つけ出していく。それを学べるように、継承会という形で教えています。
11月は「1ヶ月集中継承会」
今回は11月の1ヶ月をまるごと使って、継承会を通い放題で行います。1日のうち半分を座学、半分を実技にして、みっちり座学をやっていきます。丁寧に座学を学ぶことで、より分かりやすくなっていきます。
日本内臓療法 1ヶ月集中継承会
- 開催:2026年11月(木・金・日 13:00〜17:00)
- 期間中は通い放題(途中参加・途中退席も可)
- 1日のうち、前半は座学、後半は実技
- 受講料:298,000円(税込)
- 定員:4名
- 初回は無料で参加できます
初回は無料で参加できます。参加してから、通うかどうかを決めていただいて大丈夫です。
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